Suicaには記名式と無記名式があることをご存知ですか？それらの違いは何なのでしょうか？この記事では、Suicaの記名式と無記名式の違いについて解説するとともに、販売が中止されていた真相について、また販売が再開された経緯についても調査しました。
通勤・通学でSuicaを使う人、また1枚持っておきたい人も、この記事の情報を参考にしながら購入してくださいね。
Suicaの記名式と無記名の違いは何？
Suicaの記名式と無記名の違いは、紛失時に再発行できるかどうかです。Suicaの記名式には名前や電話番号などの個人情報が含まれており、無記名の方には含まれていません。そのため、Suicaの記名式カードを紛失した場合は、同じものを再発行してもらえますが、無記名のほうを紛失すると新たに作成することも、残高を取り戻すこともできないのだそうです。
Suicaの記名式とモバイルの違いは何？
Suicaの記名式とモバイルの違いは、残高を確認できるかどうかです。Suicaの記名式は、窓口や券売機にカードを入れて残高を確認しますが、モバイルSuicaの場合はアプリでいつでも確認できます。Suicaの記名式は無記名と比べて便利なカードとして知られてきましたが、モバイルSuicaが普及した現在では、アナログ式のカードとなっているようですね。
【参考サイト：Yahooニュース】
Suica販売再開とはどういうこと？
2024年8月、Suicaが販売を再開したというニュースが報じられました。また、販売を再開したのはSuicaの記名式のみで、無記名式の販売再開は未定だそう。記名式だけでも販売が再開されることで、通勤・通学で助かる人が多くいることでしょう。
Suicaの販売再開とはどういうことなのか、販売中止されていた理由は何だったのか、振り返ってみましょう。
【参考サイト：日本経済新聞】
半導体不足で販売を中止していた
Suicaの記名式と無記名式は、違いがありますがカード自体は同じです。Suicaの製造に必要な半導体が不足し、2023年8月より新規発行を中止していました。今回、製造に必要なICチップの確保にめどがたったということで、Suicaの記名式のみ販売再開することが決定しました。
無記名式のSuicaについては、販売を再開すると在庫不足になる可能性が高いとみて、引き続き販売を中止するそうですよ。
【参考サイト：朝日新聞デジタル】
販売再開は大幅に遅れていた
Suicaの記名式の販売が再開されるのは、当初の見込みだと2024年の春ごろだったそうです。しかし半導体の不足が続き、販売を再開しても在庫不足になることが懸念され続けていたため、販売再開は延期されていました。
そして半年の延期を経て、2024年秋にようやく販売再開が叶ったそうですよ。
今後も在庫不足が懸念される無記名式のSuicaは、無記名という利便性を利用し現在メルカリなどで流通し始めているそうです。不要になった無記名のSuicaが、高値で売れています。
まとめ
Suicaの記名式と無記名式の違いについて解説しました。Suicaの記名式と無記名式の違いはそれほど大きなものではありませんが、個人情報が紐づいていないというだけで購入のハードルが下がったり、誰でも使えたりするメリットがあるようですね。しかし紛失した際のリスクが高いことも念頭に置いておかなければならないでしょう。
Suicaの記名式のみ販売が再開されましたので、必要な人はJR駅の窓口へ足を運んでみてくださいね。