クレジットカードの中でも頭一つ抜けた人気で知られる楽天カード、ほとんどの家庭に1枚はあるのではないでしょうか。最近、そんな楽天カードで度々話題になっているのが改悪の話。今回は楽天プレミアムカードの改悪や過去に話題となった改悪、その内容についてご紹介します。
話題となった楽天カードの改悪とその内容
ここからは話題となった楽天カードの改悪とその内容についてご紹介します。新しいものから少し前のものまで様々な改悪がありますのでチェックしてみてください。
楽天プレミアムカード選べなくなった特典
これまで楽天プレミアムカードには「選べる特典」というものが存在していました。その内容はトラベルコースで、楽天トラベルで還元率＋1.0%、国際線利用時の手荷物配送が年2回無料、楽天市場コースで毎週火・木曜日に楽天市場での還元率が＋1.0%、エンタメコースでRakuten TV・楽天ブックスで還元率＋1.0%というものでした。しかし、2025年の1月からは選ぶことができなくなり楽天市場コース一択になるというのです。利用目的で選ぶことができたのが魅力だったのに一気に魅力が無くなってしまいました。
還元率の激減
こちらは2024年8月から変更され、すでに改悪済みの案件ですが、保険の支払いや携帯代の支払いで受けられるかんげんが100円で1ポイント還元から200で1ポイント還元へ…NHK受信料も100円で1ポイント還元から500円で1ポイント還元へ変更となりました。ただでさえ苦しい生活になりつつある日本でポイントまで削り出すなんて…もはやユーザーに離れてもらいたいのではないかと思う改悪内容になっています。
ポイント還元の対象の変更
2023年の11月から変更されたポイント還元の対象の変更では、これまで月の利用合計額に対して付与されていたポイントが買い物ごとに対して付与されるように変更となりました。どこが損しているのか分かりづらいですが、仮に1週間で120円の買い物を10回したとします。これまでであれば合計金額の120×10つまり1200円に対して12ポイントが付与されていたのが、新しい改悪後だと120円で1ポイントの10回の買い物で10ポイントになってしまうということです。100円未満の端数は切り捨てになるのでポイントが付きづらく成るということになります。
楽天プレミアムカードの付与率減
2023年12月から変更された楽天プレミアムカードの付与率減の改悪…これはこれまで楽天市場で買い物する際に無料の楽天カードに比べてプレミアムカードで買い物することで税抜き2％ポイントを上乗せするという特典がありました。しかし、現在では廃止され無料カードと同じになりました。加えて同時期に月当たりのポイント上限数が15,000ポイントから5,000ポイントに引き下げられるなど一般的な庶民ユーザーを離れさせたいような改悪が続いています。
狙うユーザーを海外に行くような金持ち層に変えた？
様々な改悪で話題になっている楽天プレミアムカードですが、プライオリティパスの改悪が話題になる中で高い価値を維持していることで知られています。年会費や2025年1月よりデジタル会員証の発行に対応したりなど、そういった使い方をしたいお金持ちの層をターゲットに変更している可能性も考えられます。現在では海外に行く機会がある方専用のカードとまで言われる楽天プレミアムカード、今後はどういった改悪をしていくのでしょうか。
まとめ
今回は楽天プレミアムカードの改悪や過去に話題となった改悪、その内容についてご紹介しました。ご紹介したように楽天カードの改悪は日々進んでおり、一般的なユーザーは申し込んでくるなと言わんばかりの改悪が続いています。時代の流れでターゲットユーザーが変わるのは分かりますがあからさま過ぎてどうなのかとも感じます。このまま改悪を続けどこまでユーザーが減るかは分かりませんが、どういう展開に楽天カードが転ぶのかに注目していきましょう。